あなたは、虫歯になりました。
治療には、削って型を採り詰め物をしなくてはいけません。
あなたなら、どうしますか?
「気づいたら銀歯でした」
これが日本人に一番多い答えです。
ではなぜ銀歯になる人が多いのでしょうか?
それは、保険治療では銀歯の選択しかできないからです。
銀歯とはパラジウムという金属が一番入っている合金属です。
国際的に積極的に進められる治療ではありません。
日本でのみ多くこの治療をされています。
なぜ歯医者で働く人は銀歯を選ばないのでしょうか?
それには色んな理由があります。
はち歯科にちなみ、8つの理由で説明したいと思います。
1.再治療になりやすいから
銀歯だからという理由だけではありませんが、
銀歯は1961年に始まった治療です。
なんと、60年近く前に始まった治療です。
医療技術はどんどん進んでますが、保険治療には導入されません。
国は保険治療で最低限の治療を担うようにしています。
この治療では再治療は当然多くなります。
歯科医院での再治療をする際は、保険治療で治療を受けている方が多いからです。
保険で作成する詰め物や被せ物は、歯との境目が大きく汚れが付着しやすくなります。
その境目からまた虫歯になるリスクを高めてしまいます。
境目から虫歯になると、銀歯を除去しさらに大きく削りなおさなければなりません。
2、むし歯は治らないから・・
歯の治療は治すという表現を使いますが、
実際は治りません。
治すというのは元通りにもどることを指します。
例えば、骨は骨折したら元通りに骨がくっつきます。
しかし、歯は、虫歯になると、もとに戻りません。
削って、詰めたり被せればそれで一生大丈夫という事は絶対ありません。
だからなるべく良い治療をしたいと考えます。
3. 見た目が悪いから
銀歯の詰め物や被せ物は、金属で作成されるためとても見た目が悪いです!!
大きくお口を開けて笑うとき、銀歯が目立つと気になりませんか?
出来れば見た目も気にしたいですね。
4.においがつきやすいから
金属で作成された詰め物や被せ物は、天然歯や保険外で作成されたものに比べ
プラークが付着しやすくなります。
奥歯の内側の歯との境目など磨き残しやすい場所など残ったままになり口臭の原因となっていきます。
歯医者で働いているスタッフは身をもって知っています。
5.作る人を選べません
銀歯を作る場合、作る人が選べません。
経験の浅い技工士さんが作る可能性もあります。
歯医者で働くスタッフは上手に作る人に作ってもらいたいと思っています。
6.作る時間がかけれません。
銀歯を作る場合は、作る技工士さんも時間がかけれません。
これは安価なためです。
丁寧に作りたいと思っても、できないのです。
7.型取りの材料も違います
銀歯をつくる場合、精密な型取りができません。
これは保険のルールで決まっています。
作る前の一番大事な型取り。
できれば、一番精密に型取りをしたいですね。
8.歯の健康が大事だと認識しているから
一本の歯を残すことが人生においてどれだけ大事なのか。
大袈裟ではありますが、
歯科医院で働くスタッフは感じています。
毎日多くの患者さんと接することで、
歯を残す大事さを感じます。
毎日使う歯を大切にしたいという気持ちを持ちます。
銀歯で治療する場合のメリットとして私たちは、
安価であるということくらいしか思い浮かびません。
では、どんな治療がいいのか?
それはまたの機会に話します。
大切な自分の歯をたくさん残し長い年月一緒に過ごし、いつまでもおいしく食事をし、
笑顔でいるためには、この選択をする時には迷わず保険外の治療選ぶのです。