子育て中のお母さんからよく相談をいただく、食べ方についてまとめてみました。
普段、診療中にお話ししている内容をQ&A方式で解決していきます!!
Q&A
Q1 好き嫌いが多いです。どうしたらいいですか?
A1 無理矢理食べさせるのはやめましょう。
好き嫌いを減らすためには2歳までにいろんな食べ物を食べてもらうことです。
2歳までは味覚が鈍いので好き嫌いを減らすための大切な期間になります。
また、色や、見た目、味で嫌がることが多いので、調理法や形状を工夫してみてください。お肉などは嫌いというより食べることができないという場合があります。
成長に合った調理法や形状であるか確認しましょう。
こちらを参考にしてみてください。↓
Q2 「噛めない」「飲み込めない」時はどうしたらいいですか?
A2 お口に入れたまま、ずっともぐもぐしているときは、一度お母さんがお口の中から出してあげてください。
もぐもぐ噛むことで、しっかり噛むことを覚えてもらいましょう。
また、一段階前の食事段階に戻ってみてください。焦って食事をしても、間違った食べ方や噛まずに飲みこむ癖がついてしまいがちです。家族で楽しんで食事をすることで満足感や安心感につながります。
Q3 「押し込んで食べてしまいます。どうしたらいいですか?」
A3 一口で入りきれないぐらいの大きさのものを食べてもらいましょう。
小さい物ややわらかい物は、押し込んでしまいがちです。
まだ入ると思いたくさん口の中に食べ物を入れると、噛まずに飲み込んでしまいます。
顎や周りの筋肉が使われず、歯が生えてくるスペースも確保できません。しっかり噛むために歯ごたえのあるものや、大きなものを噛み切って食べてもらいましょう。
また、「入れすぎだよ」と声をかけてあげたり、手を添えてあげて下さい。
Q4 「じっと座って食事ができません・・・」
A4 2歳までは食事に集中できなくても怒らないであげてください。
2歳までは食べ物で遊んだり、物を投げても大目に見てあげてください。
まずは、「食事を楽しむ」ことを覚えてもらいましょう。
家族みんなで食事をすることが大切です。お母さんは時間がなく忙しいとは思いますが、叱ったり、急いで食べさせず見守ってあげてください。
また、なかなか食べさせてくれない時は間食を少なめにしてみてください!
Q5 1つだけ好き嫌いがあります。あとは何でも食べるんですけど・・・
A5 調理方法の工夫を教えて下さい!
食感、色、繊維質なもの(トマト、ピーマン、キャベツ)を嫌うお子さんが多くいらっしゃいます。
そんな時はまず生の食べ物からではなく、煮たものや混ぜ込んだ物をあげてみてください。しかし、キャベツなどの繊維質なものは、噛む練習にもつながるので、少しずつ練習していきましょう。
いかがでしたか?
少しでもお母さま方の食事に対するお悩みが解決されていると嬉しく思います。
まだまだ個人的に質問がある方や、もっと詳しくお話が聞きたい方はスタッフにお声かけ下さい。
来院されたことがない方でもどうぞ気楽に足を運ばれてみて下さい。