■ あなたの歯磨きの仕方、どう習いましたか?
「そういえば、何でこの磨き方なんだろう?」
と思う人も少なくないはずです。
日本では歯磨きの仕方を習うことは少ないです。なぜなら、学校の先生もお父さんもお母さんも正しい磨き方を知らないことが多いからです。だから歯医者さんで習う必要があります。
歯磨きの仕方は年齢、性別、性格、職種、食生活、生活環境、喫煙の有無、歯茎の状態、口の大きさによって変わります。さらには年齢によっても変わることが多いです。
6歳と18歳と30歳と60歳では磨き方は当然違います。
100人いたら100通りの磨き方があります。年齢を重ねたら歯磨きの仕方は進化しなければなりません。
今回は、歯ブラシと磨き方について私たちが普段どのようにして患者様に適した歯ブラシや磨き方を選び指導しているかをお話ししたいと思います。
チェックポイント
1.自分の口の状態を知る
10本しか歯がない人と28本歯がある人では歯ブラシの選び方が変わってきます。
また、むし歯タイプか歯周病タイプでも変わります。
2.自分の磨き方を知る
無意識に磨いていると磨き癖が出て歯垢が残ってしまいます。
同じ所ばかり磨いている事があります。
3.歯磨きに使える時間を知る
仕事や育児で時間がない人とそうでない人では歯磨きにかけれる時間が変わってきます。
4.自分に合った道具を選ぶ
磨き方が上手でも自分のお口に合った歯ブラシなどの道具を選ばないと汚れは落ちません。
自分に合った道具の選び方はとても重要です。どのような物を選べばいいのかは当院で詳しくご説明します。
5.歯を感じながら歯磨きをする
自分の歯を立体的に感じながら歯磨きをすることが大切です。
上記に挙げた以外にも注意するポイントはたくさんあります。私達は、患者様一人ひとりの特徴を捉え、その人の生活スタイルに合わせた歯ブラシや指導方法を日々考えています。
■ 子供の歯磨きの仕方について
その他にも子供の歯磨きの仕方や仕上げ磨きにも正しい磨き方があるんです。
赤ちゃんは産まれてから、6ヶ月程で下の前歯(乳歯)が生えてきます。歯が生えたら磨かなければなりません。
何を使ったらいいのか?どんな風に磨いたらいいのか?歯磨き粉は使っていいのか?何歳からフッ素を使ったらいいのか?分からない事が沢山あると思います。
3歳~のお子様には当院では歯磨きに点数をつけます。兄弟で競争しながら歯磨きの練習ができるので楽しいですよ!
子供にも一人ひとりに合った歯ブラシや磨き方がありますので、お悩みの方はぜひお子様と一緒にお話を聞きにおみえ下さい。
■ 自分に合った歯磨きの仕方をもっと知りたい方は・・・
大人の方も磨いているのに虫歯や歯周病になってしまう方、すぐに歯石が溜まってしまう方。
そんな方は一度自己流の歯磨きの仕方を見直してみられる事をお勧め致します。
はち歯科では、歯磨きの指導の時に「染出し」と言って汚れを赤く染めて磨き残しを分かりやすくして指導致します。
自分がどんな磨き方をしているのか、どの部位が苦手で得意なのかを知って自分の口腔内にあった歯ブラシの選び方や磨き方を一緒に考えてみませんか?
毎日の歯磨きが楽しくなるかもしれませんよ。(^ ^)