はち歯科では小さなお子さんをお持ちのお母さん、お父さんに砂糖の過剰摂取の危険性についてのお話をしています。
もちろん、砂糖の全て悪いわけではありません。
砂糖の中でも、精製糖といわれる、白砂糖。
砂糖の主な原料はサトウキビやサトウダイコンといわれる植物です。
そこから不純物を取り除いて精製したものがいわゆる白砂糖と呼ばれます。
白砂糖は、精製によりビタミン・ミネラルがなくなっておりカロリーのみなので、「空のカロリー食品」と呼ばれています。
カロリーだけなので、砂糖の取りすぎは肥満や糖尿病につながります。もちろんむし歯にも・・・。
■砂糖を取りすぎるとキレやすくなる!?
砂糖を過剰に摂取すると、血糖値が急激に上昇します。その血糖値を抑えるため、インスリンを分泌します。そうなると、今度は逆に低血糖状態になります。逆に下がりすぎた血糖値を上げるためアドレナリンを大量分泌します。
アドレナリンは興奮作用があるホルモンで、子どもに分泌されると短気、イライラ、キレやすくなります。だから砂糖を取りすぎるとキレやすくなると言われています。
■今、世界は砂糖に注目!?
今年、砂糖に関する映画が二本上映され、話題となりました。
また、10月にはWHO(世界保健機関)が「砂糖を多く含む」清涼飲料水に課税強化を各国に呼び掛けたというのがニュースになりました。
こういった記事も・・・。
■清涼飲料水には大量の砂糖が!
砂糖は特にジュースなどの清涼飲料水に多く含まれています。
清涼飲料水に含まれる砂糖の量はこうしてみるとびっくりしますね。
■砂糖と虫歯の関係
虫歯の原因は、「歯質・歯垢(細菌)・糖(食事)・糖分が歯に停滞する時間」の4つです。
食事や間食中に摂った糖が細菌によって分解されて酸になり、この酸が歯を溶かしてしまうと「虫歯」になります。
「歯垢をしっかり取り除き」、「糖分を口の中や歯に残さない」ためにきちんと歯磨きをするように心がければ、虫歯は防げます。
砂糖は薬物中毒と同じくらいの中毒性があるという論文も出ています。
全く砂糖を取らないようにすることは無理だとは思いますが、出来る限りお子さんにはジュースや甘いお菓子をたくさん与えないようにしましょう。