歯がズキズキ! 痛い!ということはありませんか? すぐに歯医者さんへ行けるならそれにこしたことはありません。すぐにはいけない、という方のために、歯が痛いときの応急処置方法を徹底解説していきます。
歯が痛いときには、虫歯が進行しており神経にまで達している。
歯の周り(歯肉)などに炎症がある、歯周病などの場合が考えられます。またそれ以外でも知覚過敏、親知らずなどの可能性もあります。
どちらの場合でもまずは家庭でできるやわらげる処置を行いましょう。
冷やす
塩水でうがい
歯磨きで歯間のゴミを取る
市販の痛み止めを飲む
頭を高くする
などの方法があります。これらを詳しく解説していきます。
目次
歯が痛い時の応急処置法とは?
応急処置の必要性
突然の歯の痛みに襲われると、日常生活に大きな支障をきたします。
特に仕事中や外出先では、すぐに歯科医に行くことができない場合も多いでしょう。そんな時に役立つのが、家でできる応急処置です。
適切な応急処置を行うことで、痛みを一時的に軽減し、日常生活を少しでも楽に過ごすことができます。さらに、炎症や感染を防ぐこともでき、後々の治療をスムーズに進めることができるのです。
応急処置を行うために
応急処置を行う前には、いくつかの準備が必要です。
まず、手を清潔に保つことが重要です。
手をよく洗い、消毒することで、口腔内に細菌が入るのを防ぎます。
また、必要な道具や薬品を手元に用意しておくことも大切です。例えば、冷却パック、塩市販の痛み止め薬などが考えられます。これらの準備を整えることで、応急処置をスムーズに行うことができ、痛みの軽減に効果的です。
家でできる応急処置法5選
市販の痛み止めを使用する
市販の痛み止め薬を使用することも、歯の痛みを緩和するための有効な方法です。
アスピリンやイブプロフェンなどの鎮痛剤は、痛みを軽減するだけでなく、炎症を抑える効果もあります。
痛み止めを使用する際は、必ず用法・用量を守り、空腹時には避けるようにしてください。
また、痛みが続く場合は、自己判断で薬を増やさず、早めに歯科医を受診することが重要です。
塩水でうがいする
塩水でのうがいは、古くから伝わる応急処置の方法です。
塩には抗菌作用があり、口腔内の細菌を減らす効果があります。
コップ一杯のぬるま湯に小さじ一杯の塩を溶かし、数回に分けてうがいをします。
塩水でうがいをすることで、痛みを和らげるだけでなく、炎症を抑える効果も期待できます。
塩水うがいは、特に歯茎の腫れや感染症の予防に役立ちます。
冷やす方法
歯の痛みを感じたときに最初に試すべき方法の一つが、冷やすことです。
氷嚢や冷却パックを使って、痛む部分を冷やすことで、炎症を抑え、痛みを軽減することができます。ただし、直接皮膚に氷を当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルや布で包んでから使用してください。
冷やす時間は20分程度を目安にし、その後10分間の休憩を挟むと効果的です。
歯を磨く
歯垢がついていると細菌が活性化して、痛みが強くなる場合があります。痛みがある場合も丁寧に歯をみがいて汚れを落としましょう。
歯間ブラシ、デンタルフロス等を使用して歯ブラシが届かないような隙間もきれいにしましょう。
炎症部分は歯茎を傷付けないように優しく磨きましょう。
頭を高くして寝る
夜間に歯の痛みが強くなることがありますが、その場合は頭を高くして寝ることで痛みを軽減できます。
枕を二つ重ねるなどして頭を高くすることで、血流が頭部に集中するのを防ぎ、痛みを和らげることができます。
また、横向きに寝ると痛みが悪化することがあるため、仰向けで寝ることを心がけると良いでしょう。
ツボを押す
ツボ押しは、痛みを和らげるための自然療法の一つです。
特に、「合谷」と呼ばれるツボは、歯の痛みに効果があると言われています。
合谷は、親指と人差し指の間のくぼみに位置しています。このツボを数分間、ゆっくりと圧をかけながら押すことで、痛みを軽減することができます。
ツボ押しは、副作用がなく、安全に実践できる方法としておすすめです。

応急処置でやってはいけないこと
放置
痛みが和らいだからといって、そのまま放置される方がいます。 放置が一番危険です。口の中がどうなっているのか、どこの部分に炎症、虫歯があったのかによって、口腔内が悪化する場合があります。
痛みが取れたからといって、放置するのだけはやめましょう。
一旦痛みがとれても必ず歯医者さんへいって診てもらいましょう。
痛い部分にはなるべく触れない
痛いからと行って、直接歯や歯茎をグリグリ触る方がいますが、
細菌感染を起こしたり、歯の痛みを増やす可能性があるため、決してしないでください。
長時間の入浴
長時間の入浴により血流がよくなり、痛みが増加します。
歯が痛む場合は長時間の入浴は控え、シャワーなどを浴びるほうがいいでしょう。
飲酒
お酒を飲んで、痛みを忘れたい場合もあるかと思いますが、
お酒を飲むことで血流がよくなり、体温が上昇し痛みが増加することがあります。
歯が痛い場合は控えましょう。
応急処置後の注意点
応急処置後の口腔ケア
応急処置を行った後も、口腔内の清潔を保つことが重要です。
毎日の歯磨きとフロスの使用を続けることで、痛みや炎症の再発を防ぐことができます。
特に、痛みを感じる部分は丁寧にケアし、食べ物の残りや細菌が溜まらないように注意しましょう。
また、抗菌性のマウスウォッシュを使用することで、口腔内の細菌を減らし、健康な状態を保つことができます。
歯科医を訪れるタイミング
応急処置を行った後でも、痛みが続く場合や、痛みが再発する場合は、できるだけ早く歯科医を受診することが重要です。
応急処置は一時的な対策であり、根本的な治療が必要な場合があります。
痛みが軽減したからといって放置せず、定期的な歯科検診を受けることで、早期に問題を発見し、適切な治療を受けることができます。
応急処置では対応できない場合の対処法
応急処置を行っても痛みが引かない場合や、症状が悪化する場合は、緊急の対応が必要です。
例えば、歯の激しい痛みや腫れ、発熱などがある場合は、歯科医の緊急対応を求めるべきです。また、応急処置を行っても効果が見られない場合は、自己判断せず、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
早期に適切な対応を行うことで、痛みや不快感を最小限に抑えることができます
まとめ
歯の痛みは日常生活に大きな支障をきたすことがありますが、適切な応急処置を行うことで、その痛みを一時的に軽減することができます。本記事では、家でできる歯の痛みの応急処置法を5つご紹介しました。これらの方法を知っておくことで、突然の痛みに対して冷静に対処し、歯科医に行くまでの間、少しでも快適に過ごすことができます。
歯が痛い時の応急処置法とは?
歯の痛みに対する応急処置の必要性を理解し、手を清潔に保つことや必要な道具を準備することで、応急処置をスムーズに行うことができます。これにより、痛みの軽減だけでなく、感染症を予防することも可能です。
家でできる応急処置法5選
- 冷やす方法: 氷嚢や冷却パックで痛む部分を冷やすことで、炎症を抑え、痛みを軽減します。
- 塩水でうがいする: 塩の抗菌作用を利用して、口腔内の細菌を減らし、痛みと炎症を抑えます。
- 市販の痛み止めを使用する: アスピリンやイブプロフェンなどの鎮痛剤を使用し、痛みと炎症を和らげます。
- ツボを押す: 合谷のツボを押すことで、自然療法として痛みを軽減します。
- 頭を高くして寝る: 夜間に痛みが強くなる場合、頭を高くして寝ることで痛みを和らげます。
応急処置後の注意点と次のステップ
応急処置後も口腔ケアを続け、痛みが続く場合や再発する場合は、早めに歯科医を受診することが重要です。応急処置では対応できない場合もあるため、専門家のアドバイスを受け、適切な治療を受けることで、長期的な健康を維持することができます。