昨今のインプラント治療は、道具や技術の進化により、より安全・安心に利用できるようになってきました。
しかし、それでも手術にはリスクが伴うのも事実。場合によっては、治療後にトラブルや痛みなどが発生する可能性もあるので、慎重な判断が必要です。
実際に、当医院にご来院くださる方でも、健康状態や、想定されるトラブルを考慮し、インプラント治療以外の選択肢を取るケースもあります。
この記事では、インプラント手術の前に知っておくべきリスクと注意点を詳しく紹介し、安全なインプラント手術を受けるためのポイントをお伝えします。
具体的には、インプラントのリスクにおいて、下記の点を理解しておくことが大切です。
- 不衛生だったり、免疫力が下がっていると「インプラントが定着しない」可能性がある
- 手術には「神経損傷」のリスクがあり、インプラントガイドという道具を使うことで回避できる
- 「骨結合不良」のリスクがある人は、インプラントをやらない方が良い
- 「インプラント周囲炎」という病気のリスクがあり、術後のメンテナンスがとても大切
- インプラント自体も、メーカーによって品質が様々。ものによってはリスクがある
この記事で解説する内容を、しっかり理解していれば、安全に手術を受けたり、危険な歯科医院を回避することができます。

読むだけで、安心して手術を受けるための情報を提供しますので、インプラントを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
下記の動画では、インプラントとはどんなものか、他の治療法と比べたメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
インプラントを検討している方が、まず押さえておくべき知識をまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
YouTube動画:インプラントのメリット・デメリット【人気歯科医が徹底解説】
当医院では、患者様一人ひとりの状況やお悩みに合わせた精密な診断と適切な治療計画をご提案しています。
無料相談を電話とメールで承っていますので、治療への不安や疑問を、ぜひお気軽にご相談ください。
インプラント治療を検討する際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より大切です。
医院の設備や医師の経験、治療の実績をしっかり確認し、自分に合った医院を選びましょう。
インプラント治療を成功させるための詳しいポイントは、下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
福岡県大野城市やその周辺にお住まいで通える方は、ぜひ「はち歯科医院」にご相談ください。
一方で、当医院に通えない地域の方は、下記の記事を参考にインプラント治療を行う医院を慎重に選んでくださいね。
目次
インプラントには「5つのリスク」がある事を知っておこう
インプラント手術は、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込むことで、自然な見た目と機能を回復させる治療法です。
しかし、この手術にはいくつかのリスクが伴います。
ここでは、インプラント手術の一般的なリスクや手術後のリスクについて詳しく解説します。
結論として、下記の5点について理解しておきましょう。
- 「インプラントが定着しない」リスク
- 「神経損傷」のリスク
- 「骨結合不良」のリスク
- 「インプラント周囲炎」のリスク
- 「質が悪いメーカーのインプラント」を入れられるリスク
事前にこの5つを理解していれば、トラブルや失敗を回避できます。
今ご利用の歯科医院で、インプラント治療をやってよいのかどうか、判断できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
リスク①:インプラントが定着しない
厳密には、感染症の発症により、インプラントが定着しない(ポロッと取れてしまう)リスクです。
手術を行う際には、口腔内の細菌がインプラントの周囲に入り込む可能性があります。
これは、手術中に十分な消毒が行われなかった場合や、患者が術後のケアを怠った場合に発生しやすくなります。
感染症が起こると、インプラントが定着せずに抜け落ちることがあります。また、感染が広がると周囲の歯や骨にまで影響を及ぼすこともあります。
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もちろん、多くの歯科医院は、衛生面にとても気を使っています。
それでも、患者さん自身の免疫力が下がっていたりすると、感染症を発症してしまうことがあります。
もし感染症が起きてしまうと、インプラントが結合せずに脱落してしまいます。
入れた翌日にポロッと取れてしまうことも
確率的には数%と、非常に低いものですが、入れた翌日にポロッと取れてしまう「初期固定不良」が起きる場合があります。
こうなった場合は、再治療を行いますし、メーカー保証が使えることがあるので、費用は不要であることが多いです。
それでも、インプラント手術を複数回行うことは、患者さんにも苦痛になってしまいます。
なので出来るだけ、感染症のリスクが考えられる場合は、治療の時期を見直したり、別の治療ができないかを考える必要があります。
当院でも、血圧が高すぎる方などは、このリスクを考えて、インプラント治療を止める場合があります。
リスク②:神経損傷
インプラントを埋め込む際に、誤って神経に触れてしまうことがあります。
特に下顎の奥歯付近にインプラントを埋め込む場合、下歯槽神経という重要な神経に損傷を与えるリスクがあります。
神経が損傷されると、口の中や顎にしびれや痛みを感じることがあり、場合によっては永続的な麻痺が残ることもあります。
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神経損傷が起こった場合、再調整のための追加手術が必要になることもあり、患者さん本人にも大きな負担になってしまいます。

ですが、ご安心ください。
技術の進歩により、神経損傷のリスクはかなり低くなってきています。
「インプラントガイド」の誕生で、神経損傷リスクは非常に低くなった
神経損傷は「インプラントガイド」という道具を使うことで、かなり回避できるようになっています。
ここにインプラントガイドの写真を現在準備中
なので、このリスクを回避するために、しっかりと毎治療インプラントガイドを使っている医院を選ぶのがおすすめです。
時折、ガイドを使っていない、場面的に使わない判断をされる先生もいらっしゃるので、基本的にガイドを使う先生の医院を選ぶことで、リスクを回避できるでしょう。

もちろん、はち歯科では、しっかり使わせていただいています!
リスク③:骨結合不良
インプラントは骨と結合することで安定しますが、結合がうまくいかない場合があります。これを骨結合不良と言います。
原因としては、手術中の微小な動きや、術後の過度な圧力、患者の骨質が弱いことなどが考えられます。
骨結合不良が起こると、インプラントが安定せず、最終的には失敗する可能性があります。
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ただし、骨結合不良は、全身疾患がある方の発生リスクが高いものです。
健康な方の場合は、過度に恐れる必要はありません。
健康状態を見極めての判断が必要
健康な人は確率が低い骨結合不良ですが、全身疾患や、不健康な習慣がある方は、注意が必要です。
治療の問題というより、インプラントを入れる人の健康状態に依存するという側面が大きいリスクです。
具体的には、
- 糖尿病をお持ちの方
- 喫煙が多い
- 重度の歯周炎
- 骨粗鬆症
などが、リスクを高める要因になります。
可能性がある場合は、そもそもインプラントをしない方が良い場合があるので、歯科医と相談して判断しましょう。

はち歯科でも、健康状態の回復、生活習慣の改善が出来てからでなければ、手術を行わないようにしています。
リスク④:インプラント周囲炎
インプラントは、自前の歯のように虫歯になりません。
その代わり、インプラント周囲炎と言う、インプラント周囲炎の病気があります。(インプランタイティスとも呼びます)
これは、歯周病と同様に、歯垢や歯石が溜まることで引き起こされます。
周囲炎が進行すると、インプラントを支えている骨が溶けてしまい、インプラントが不安定になることがあります。
適切な口腔ケアを怠ると、周囲炎のリスクが高まります。

通常の虫歯や歯肉炎ができるような状況で、そこがインプラントだった場合、この症状が発症します。
インプラント周囲炎は、完治することがない、恐ろしい病気
ここまでご紹介してきたリスクの中でも、特に避けたいものの一つが、インプラント周囲炎です。
なぜなら、一度インプラント周囲炎にかかってしまうと、完治することがなく、ずっと付き合わないといけなくなるからです。
ここに症例の画像を現在準備中
人工骨を入れるなどの治療をするが、根本的に治るわけではなく、進行を遅らせるだけになるため、とても負担が大きい病気です。
特に、
- 高血圧
- 喫煙者
- 糖尿病の方
- 重度の歯周病
がある方は、要注意です。
2ヶ月に1回のメンテナンスで、周囲炎を回避しよう
周囲炎を回避するためにも、インプラントを入れたあとは、定期的なケアが必要です。
当院では、リスクが高い人は2ヶ月に1回以上、通院してメンテナンスしてもらうようにお伝えしています。

エビデンス的には4ヶ月に1回のメンテナンスで良いと言われていますが、現実的には、もっと頻度を上げる事を推奨しています。
なぜなら、歯科医院にかよう頻度が2ヶ月以上あいてしまうと、定期メンテナンスをしなくなったり、忘れて、大幅に期間があく方が、非常に多いからです。
期間をあけすぎると、忘れたり、通院しなくなるケースが増えてしまうんですね。
そうなると、気づいたら周囲炎になって、完治ができない…となってしまう可能性があります。
はち歯科では、それを回避するためにも、もっと短い頻度で通院してもらい、メンテナンスそのものを習慣化することを強く勧めています。
下記の記事では、「歯科医院でのメンテナンスが重要な理由」や「セルフケアと歯科医院でのメンテナンスの役割の違い」について、詳しく解説しています。
下記の記事では、「インプラント周囲炎の原因・症状・予防法」について、さらに詳しく解説しています。
リスク⑤:「質が悪いメーカーのインプラント」を入れられる
これは意外と知られていないリスクです。
インプラントにも実はいろいろなメーカーがあり、その品質も様々です。
耐久性が高く、長い年数使えるものもあれば、安いけれど長期利用には疑問がのこるようなものもあります。
また、歯科医院としては、安いものを使えば原価を抑えられ、利益が高くなってしまうという構造があるため、安いメーカーを推奨される医院も存在します。
しかし、安全性や、患者さんご自身の幸福度を考えると、「出来るだけ安いものを使う」という考えは、危険なように思います。
はち歯科では、高品質メーカーの「ストローマン」を推奨していますし、実際に利用しています。
メーカーについての話は長くなってしまうので、下記の記事で解説させていただきます。
下記の動画でも、「たくさん種類があるインプラントのメーカーから、どれを選べばいいのか」について、はち歯科の院長がわかりやすく解説しています。
メーカーの違いが治療成績を左右する理由、世界的に認知度の高いメーカーを使うメリットをまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
YouTube動画:インプラントのメーカーを知らないで入れると危険な理由

インプラントを検討している方には、ぜひ知っておいて欲しい内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:リスクを正しく知って、安心できる治療をしよう
この記事では、インプラントで考えられる5つのリスクについて解説してきました。
おさらいすると、下記になります。
- 「インプラントが定着しない」リスク
- 「神経損傷」のリスク
- 「骨結合不良」のリスク
- 「インプラント周囲炎」のリスク
- 「質が悪いメーカーのインプラント」を入れられるリスク
歯科医院の世界でも、技術はどんどん進歩しており、これらのリスクも過度に恐れる必要はありません。
ただ、しっかりとリスクについて説明してくれて、安心して利用できる歯科医院を選ぶことは非常に大事です。
インプラント検討中の方は、ぜひこの記事でご説明した内容を理解して、安心して医院を選べるようにしてくださいね。
インプラント治療を検討する際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より大切です。
医院の設備や医師の経験、治療の実績をしっかり確認し、自分に合った医院を選びましょう。
福岡県大野城市やその周辺にお住まいで通える方は、ぜひ「はち歯科医院」にご相談ください。
インプラント治療を成功させるための詳しいポイントは、下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
一方で、当医院に通えない地域の方は、下記の記事を参考にインプラント治療を行う医院を慎重に選んでくださいね。
また、インプラント治療を検討している方にとって、1番大きな心配事は「費用面」ではありませんか?
長期的な視点でトータルコストを抑え、信頼できるインプラント治療を受けられるための知識を、下記の記事で解説していますので参考にしてください。