インプラント治療に興味があっても、「痛み」に対する不安から、治療を受けるかどうか決断を迷っている方が多くいらっしゃいます。
「手術中に麻酔が効かなくて痛みを感じたらどうしよう?」
「手術後の痛みや腫れはどれくらい続くの?」
こういった疑問を解消しないままでは、治療への一歩を踏み出すのは難しいですよね。
この記事では、インプラント手術中および手術後の痛みについて、歯科医師の視点から正しい知識と対策方法を詳しく解説します。
下記の動画では、インプラントとはどんなものか、他の治療法と比べたメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
インプラントを検討している方が、まず押さえておくべき知識をまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
YouTube動画:インプラントのメリット・デメリット【人気歯科医が徹底解説】
当医院では、患者様一人ひとりの状況やお悩みに合わせた精密な診断と適切な治療計画をご提案しています。
無料相談を電話とメールで承っていますので、治療への不安や疑問を、ぜひお気軽にご相談ください。
インプラント治療を検討する際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より大切です。
医院の設備や医師の経験、治療の実績をしっかり確認し、自分に合った医院を選びましょう。
インプラント治療を成功させるための詳しいポイントは、下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
福岡県大野城市やその周辺にお住まいで通える方は、ぜひ「はち歯科医院」にご相談ください。
一方で、当医院に通えない地域の方は、下記の記事を参考にインプラント治療を行う医院を慎重に選んでくださいね。
目次
Ⅰ インプラント手術中の痛みは?「麻酔」と「手術中の感覚」を解説
インプラント手術は外科的な処置ですので、多くの患者様が手術中の痛みについて心配されます。
まずは、その「インプラント手術中の痛み」について解説します。
麻酔はどのくらい効く?
インプラント手術中の痛みを抑えるために使用するのは「局所麻酔」です。
局所麻酔とは、手術部位の感覚を一時的に遮断するために使用します。
歯茎や骨に対する処置であっても、麻酔のおかげで痛みを感じることはほとんどありません。

麻酔が効いている間、手術の進行に伴う感覚は多少あるものの、痛み自体は感じないため安心です。
麻酔が効いていても感じる違和感とは?
麻酔をしていても、完全に無感覚になるわけではなく、圧力や振動を感じることがあります。
特に、インプラントを埋入するときのドリルの振動や、インプラント体を顎の骨に固定するときの圧迫感は避けられません。

しかし、これらは痛みではなく、ただの「違和感」であり、事前に知っておくことで安心感を持てるでしょう。
Ⅱ インプラント手術中の痛みが心配な人にできる対策
「局所麻酔」を使用すると聞いても、痛みに弱い方や手術自体に不安を感じている方は、多いかと思います。
そんな方のために、手術中の痛みや不安を軽減するための対策があるので、ご紹介します。
⑴ 局所麻酔と鎮静剤の併用
インプラント手術では、まず局所麻酔を使用して、手術を行う部位の痛みを抑えます。
しかし、手術に対する不安が強い方や、手術自体に対する緊張を感じる方には、鎮静剤を併用することがあります。

鎮静剤は軽い「リラックス状態」を作るので、精神的にも安心して手術を受けられるようになります。
具体的には、局所麻酔で痛みを遮断し、鎮静剤で不安や緊張を和らげます。
これにより、意識を保ちながらも、リラックスした状態で手術を受けることが可能です。
特に、不安感が強い方や、リラックスして手術を受けたい方に適した方法です。
⑵ 笑気ガスや静脈内鎮静の使用
笑気ガスは、不安を和らげるために使用します。
吸入することで即座にリラックス効果をもたらします。
これにより、患者様は意識を保ちながらも、不安を軽減することができます。
笑気ガスは、局所麻酔と併用されることが一般的で、麻酔によって痛みを抑え、不安感を和らげるために笑気ガスを使います。

意識を保ったままリラックスした状態で手術を受けたい方に適しています。
静脈内鎮静法(セデーション)は、鎮静剤を静脈に直接投与して行い、患者様はほぼ意識がない状態で手術を受けることができる方法です。
これにより、手術中の記憶がほとんど残らないほど、深いリラックス状態を作り出します。
局所麻酔で痛みを遮断し、静脈内鎮静で不安や恐怖を取り除くため、手術中の緊張を大幅に軽減することができます。

特に手術に対する強い不安がある方や、長時間にわたる手術に適しています。
⑶ カウンセリングの実施
手術前のカウンセリングは、患者様が安心して治療を受けるための大切なステップです。
カウンセリングでは、手術の流れ、麻酔の効果、術後のケアについて詳しく説明し、患者様の不安や質問にも丁寧に対応します。
これにより、患者様に最適な治療計画を提供し、安心感を持って手術を受けていただけます。

例えば、痛みや不安に敏感な方には、個々に適した麻酔や鎮静方法を提案し、リラックスできる治療環境を整えます。
当院では、笑気ガスや静脈内鎮静法は設備として備えておりません。
また、鎮静剤の準備も行っておりませんが、局所麻酔による痛みの管理に努め、患者様がリラックスした状態で手術を受けられるよう配慮しております。
患者様一人ひとりの体調や精神状態に合わせたサポートを徹底し、信頼関係を築いて治療を進めます。
どうしてもという方の場合は、大学病院に紹介させていただきます。
また、手術に伴うリスクや術後のケアについても事前にしっかり説明し、術後の経過に対する不安を軽減することで、治療後も安心して過ごしていただけるよう努めています。
⑷ 手術中のリラックス方法の指導
インプラント手術において、リラックスできる環境を整えることは、手術を成功させるための重要な要素です。
手術中の緊張やストレスを軽減するために、深呼吸や音楽を聴くなど、患者様自身が実践できるリラックス技法を事前に指導されることで、手術中の不安が軽減されます。
例えば、深呼吸は最もシンプルで効果的なリラックス法の一つです。
ゆっくりとした呼吸を行うことで心拍数が安定し、緊張感が和らぎます。
手術中にリズムよく呼吸することで、体の緊張がほぐされるので、歯科医師も患者様の状態をより安定して見守ることができます。
また、音楽を聴くことも非常に有効です。
自分の好きな音楽を流しながら手術を受けることで、手術環境がリラックスできる空間に変わり、不安を抑える効果が期待できます。
歯科医院によっては、リラックスのためにヘッドフォンを提供したり、患者様が希望する音楽を選べる環境を整えているところもあります。

こうしたリラックス法を手術前に確認し、自分に合った方法を実践することで、安心感を持って手術に臨むことができます。
Ⅲ 手術後の痛みと腫れはどれくらい続く?
インプラント手術後には、一時的な痛みや腫れがでることが一般的です。
「手術後の痛みと腫れ」がどのように回復していくのかについて詳しく説明します。
なぜ手術後に痛みや腫れが出るのか?
手術後に痛みや腫れが生じるのは、体が外科的処置に対して自然に反応しているためです。
インプラント手術は、歯茎や骨に対する外科的処置のため、体が回復しようとする過程で炎症反応が起こります。

この炎症が腫れや痛みを引き起こしますが、通常は一時的なものです。
痛みと腫れが引くまでの時間は?
痛みや腫れの回復には個人差がありますが、一般的には手術後3日から1週間で徐々に治まります。
軽度の痛みであれば、手術後から鎮痛薬を使用して管理することが可能です。

腫れに関しても、最初の数日でピークに達し、その後徐々に改善していきます。
Ⅳ 手術後の痛みと腫れを最小限に抑えるためのケア
インプラント手術後の痛みや腫れは、適切なケアを行うことで早期に回復することが可能です。
以下では、自宅で簡単に実践できる効果的なケア方法をいくつかご紹介します。
⑴ 処方された鎮痛薬の服用
手術後の痛みを管理するために、処方された鎮痛薬を正しく服用することが大切です。
痛みを強く感じる場合には、指示された用法・用量を守って薬を服用することで、痛みを効果的に抑えることができます。
鎮痛薬には、炎症を抑える効果もあるため、腫れの軽減にも役立ちます。

痛みが引いたからといって急に薬を止めるのではなく、医師の指示に従って服用を続けることが大切です。
⑵ 安静にする
手術後の回復を早めるためには、無理をせず安静に過ごすことが最も重要です。

特に、手術後の数日間は体を休め、激しい運動や重い物を持ち上げるなどの負担のかかる動作は避けましょう。
無理な動きや過度の運動は、患部に負担をかけて回復を遅らせるだけでなく、炎症を悪化させるリスクもあります。
体が休まることで、自然治癒力が高まり、痛みや腫れがより早く治まります。
⑶ 口腔内の清潔保持
手術後は、感染を防ぐために口腔内の清潔を保つことが非常に重要です。
手術後すぐは、強いうがいや通常の歯磨きは避ける必要がありますが、軽いうがいや、指導された方法でのやさしい歯磨きを行うことで、口腔内の衛生を保つことができます。
特に、手術部位の周囲に食べ物のカスが残らないように注意し、感染を防ぐためのケアを怠らないようにしましょう。

歯科医院からの指導をよく守り、ケアを行うことが大切です。
⑷ 適切な食事
手術後は、食べやすい食べ物を選んで摂取することを推奨します。
手術部位に負担をかけないよう、硬いものや噛む力が必要なものは避け、スープや卵料理など、負担の少ない食事を選ぶと良いでしょう。
さらに、刺激の強い食べ物や飲み物(辛いもの、熱すぎるもの、アルコール)は、回復を妨げることがあるため控えるようにしましょう。

適切な食事を摂ることで、身体が必要な栄養を補い、回復がスムーズに進みます。
Ⅴ はち歯科医院から、インプラント治療を検討している方へのメッセージ
この記事では、
- 手術中に麻酔がしっかりと効き、痛みを感じることはほとんどないこと
- 手術後の痛みや腫れについても、適切なケアを行うことで早期に回復できること
を解説してきました。
局所麻酔による痛みの遮断効果は非常に高く、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
当医院では、笑気ガスや静脈内鎮静法は設備として備えておりません。
また、鎮静剤の準備も行っておりませんが、局所麻酔による痛みの管理に努め、患者様がリラックスした状態で手術を受けられるよう配慮しております。
どうしても鎮静法を希望される方には、大学病院などの専門機関をご紹介させていただきます。
また、手術後の痛みや腫れに関しても、鎮痛薬の使用や、自宅で実践できる簡単なケアを行うことで、数日で症状は改善します。
当医院では、手術前のカウンセリングから術後のケアまで、患者様に寄り添い、万全のサポートを提供しております。
インプラント治療は、生活の質を向上させる大切なステップです。
そのため、患者様が安心して治療に臨み、納得のいく形で進められるよう努めています。
手術に対する不安や痛みに対しても、個々の状況に合わせた丁寧な対応を行い、術前のカウンセリングから術後のフォローまでしっかりサポートいたします。
どうぞお気軽にご相談ください。
インプラント治療を通じて、より快適で健康的な生活をサポートできれば幸いです。
インプラント治療を検討する際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より大切です。
医院の設備や医師の経験、治療の実績をしっかり確認し、自分に合った医院を選びましょう。
インプラント治療を成功させるための詳しいポイントは、下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
福岡県大野城市やその周辺にお住まいで通える方は、ぜひ「はち歯科医院」にご相談ください。
一方で、当医院に通えない地域の方は、下記の記事を参考にインプラント治療を行う医院を慎重に選んでくださいね。
また、インプラント治療を検討している方にとって、1番大きな心配事は「費用面」ではありませんか?
長期的な視点でトータルコストを抑え、信頼できるインプラント治療を受けられるための知識を、下記の記事で解説していますので参考にしてください。
麻酔の効果や手術後のケアに関する具体的な情報をお届けすることで、不安を和らげ、安心して治療に臨んでいただけるようサポートします。