インプラント治療では、顎骨の状態が大きなポイントとなります。
骨の高さ・厚み・幅が不足している場合、そのままではインプラントを埋入することができません。
この記事では、骨造成に関して、
- 必要なケースとその原因
- 種類と特徴
- かかる費用
- 成功率と安全性を高める方法
- かかる期間と治療の流れ
- 痛みと術後の経過
を、歯科医師が正確な情報をもとに詳しく解説します。
「インプラント治療に興味があるけれど、骨造成が必要なのか不安…」
「インプラント治療を検討しているが、骨が足りないと言われた…」
このようなお悩みや不安をお持ちの方に、安心して治療を検討していただけるよう、役立つ情報をまとめました。

馬場院長
ぜひ最後までお読みいただき、インプラント治療の一歩を踏み出す参考にしてください。
下記の動画では、インプラントとはどんなものか、他の治療法と比べたメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
インプラントを検討している方が、まず押さえておくべき知識をまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
YouTube動画:インプラントのメリット・デメリット【人気歯科医が徹底解説】
当医院では、患者様一人ひとりの状況やお悩みに合わせた精密な診断と適切な治療計画をご提案しています。
無料相談を電話とメールで承っていますので、治療への不安や疑問を、ぜひお気軽にご相談ください。
インプラント治療を検討する際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より大切です。
医院の設備や医師の経験、治療の実績をしっかり確認し、自分に合った医院を選びましょう。
インプラント治療を成功させるための詳しいポイントは、下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
福岡県大野城市やその周辺にお住まいで通える方は、ぜひ「はち歯科医院」にご相談ください。
一方で、当医院に通えない地域の方は、下記の記事を参考にインプラント治療を行う医院を慎重に選んでくださいね。
目次
Ⅰ 骨造成が必要なケースとその原因
骨造成が必要になるケースは、主に以下の7つの原因が考えられます。
「自分にも当てはまるかもしれない…」と不安な方は、ぜひチェックしてみてください。
- 長期間放置された歯の欠損
歯が抜けた状態を放置すると、その部位の顎骨が吸収され、骨の高さや厚みが減少します。
インプラントを支える十分な骨がなくなるため、骨量を補う必要があります。 - 顎骨の幅が狭いもしくは薄い場合
インプラントの固定には十分な幅の骨が必要です。
骨造成によって骨を広げたり厚みを増したりすることで、安定したインプラント治療が実現します。 - 上顎洞の位置が低い場合(上顎の場合)
上顎洞が近いと、インプラントが副鼻腔に侵入するリスクがあります。
骨造成で骨量を増やすことで、インプラントを適切な位置に埋入できるようにします。 - 歯周病による骨の吸収
歯周病が進行すると、顎骨が溶けてしまい、インプラントを支える十分な骨がなくなります。
インプラントの固定が難しくなるため、骨を補う必要があります。 - 歯槽膿漏や外傷による骨損傷
病気や事故で骨が損傷すると、インプラントの固定が難しくなります。
骨造成で損傷部を修復し、インプラントを安全に埋入できる環境を整えます。 - 加齢による骨密度の低下
年齢とともに骨密度が低下し、顎骨の強度や量が減少するため、インプラントの安定に必要な骨密度を補強する必要があります。 - 先天的な骨量不足
元々顎骨が薄い、または密度が低い場合、インプラントの埋入ができません。
骨造成で必要な骨量を確保することで、治療が可能となります。

馬場院長
上記のケースに該当する方でも、骨造成を行うことで、インプラント治療が可能になります。
ただし、歯の欠損状況や骨の状態は一人ひとり異なるため、最適な治療法を見つけるには専門の歯科医師による正確な診断が欠かせません。
Ⅱ インプラント治療における骨造成の種類と特徴

馬場院長
インプラント治療における骨造成法は4種類あります。
- ソケットリフト:少量の骨造成が必要な場合に適し、低侵襲
- サイナスリフト:上顎骨の骨量が不足している場合に有効
- GBR法:骨再生誘導で広範囲の骨造成が可能
- 遊離骨移植術:患者自身の骨を使用し、信頼性が高い
最適な方法を選ぶには歯科医師の診断が不可欠です。
それぞれの方法について詳しく説明します。
ソケットリフト
上顎の骨が薄い場合に、低侵襲で行える骨造成法です。
上顎の骨がある程度の厚みを持ちつつ、軽度の不足がある場合に適用されます。
患者の負担が少ない手術で、多くの場合、インプラント埋入と同時に行えます。
サイナスリフト
上顎臼歯部の骨量が大幅に不足している場合に行う骨造成法です。
ソケットリフトでは対応が難しい骨量不足の場合に適用されます。
インプラント埋入前に骨を十分再生させる必要があり、治療期間が長くなることがあります。
GBR法(骨誘導再生法)
部分的な骨量不足を補うため、骨の再生を促進する方法です。
インプラントを埋入する部位の一部で骨が足りない場合に用いられます。
骨の再生を促す膜を使用して治療するため、多くの症例に適用されます。
遊離骨移植術
骨量が極端に不足し、他の方法では補えない場合に行われる方法です。
骨盤や顎の他部位から骨を採取して移植するため、大掛かりな手術となります。
重度の骨量不足や外傷による骨欠損などの高度な症例に適用されます。
専門的な診断と高度な技術が必要な治療です。
Ⅲ インプラント治療で骨造成にかかる費用
インプラント治療に必要な「骨造成」ですが、費用がどのくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。
この章では、骨造成の費用相場や、各術式ごとの目安費用、さらに医療費控除の活用法や保険適用の条件について解説します。
骨造成の治療費用の相場と内訳
骨造成の費用は数万円〜数十万円と術式によって異なります。
各術式の費用の目安は下記の通りです。
骨造成法 | 費用の目安 | 特徴 |
ソケットリフト | 約5万〜10万円 | 軽度の骨不足向けの低侵襲法 |
サイナスリフト | 約15万〜30万円 | 上顎の骨不足に対応する方法 |
GBR法(骨誘導再生法) | 約5万〜20万円 | 骨再生を促す膜を使用する方法 |
遊離骨移植術 | 約30万〜50万円以上 | 骨を他部位から移植する大掛かりな手術 |
費用には診察料、手術料、材料費が含まれます。

馬場院長
あくまで目安ですので、具体的には医院で相談・確認しましょう。
下記の記事では、「インプラント治療にかかる費用の相場や内訳」や「インプラント治療費用の支払いで負担を抑えるポイント」について、詳しく解説しています。
医療費控除を活用して費用を抑える
骨造成の費用は、医療費控除の対象になる場合があります。

馬場院長
医療費控除を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
- 年間の医療費が10万円(または所得の5%)を超えること
- 本人および家族(生計を同一にする親族)の医療費であること
- 領収書や支払証明書を保管し、確定申告で申請すること
これにより、税金の一部が還付されるため、治療費の負担を軽減できます。
医療費控除については税務署や専門家に相談するとスムーズです。
当医院では、医療費控除の活用を含む、税金面でのサポートもお伝えしております。
医療費控除の詳細については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
保険適用できるのか
骨造成やインプラント治療は、基本的に自費診療となり、健康保険の適用外です。

馬場院長
ただし、以下のような特殊なケースでは保険が適用されることがあります。
- 事故や外傷による顎骨の損傷を伴う治療
- 病気(腫瘍や顎の骨の異常など)に関連した治療
保険適用の可否は、治療内容や患者の状況によって異なるため、事前に歯科医院で確認することが大切です。
Ⅳ 骨造成の成功率と安全性を高めるには?
「骨造成は本当に成功するのだろうか…」と不安に感じる方も多いかもしれません。
この章では、骨造成の成功率を左右する要因と、治療を安全に受けるためのポイントについて解説します。

馬場院長
安心してインプラント治療を進めるための具体的な方法を知っておきましょう。
インプラント骨造成の成功率を左右する要因
インプラント治療での骨造成の成功率は、一般的に90%以上と高い水準を示しています。
その成功率は以下の要因に大きく左右されます。
- 患者の骨質:
骨密度や骨の状態が治療の結果に影響します。 - 健康状態:
糖尿病や喫煙習慣などは、治癒を遅らせるリスクがあります。 - 歯科医師の技術:
経験や知識が豊富な歯科医師ほど、適切な治療計画と手技により成功率が高まります。
骨造成を成功に導くためには、信頼できる歯科医師を選ぶことが重要です。
歯科医師の経験や設備、症例実績を確認し、適切な診断と治療を受けることで、治療の安全性と成功率を高めることができます。
安全な治療を受けるための歯科医院の選び方
経験豊富な歯科医師、最新設備を持つ医院を選ぶことで、安全で効果的な治療が可能になります。
骨造成の経験が豊富な歯科医師やCT設備を備えた医院を選ぶことで、安全性が向上します。
口コミを確認したり、相談を活用して判断しましょう。
Ⅴ インプラント骨造成の期間と治療の流れ
「骨造成にはどれくらいの期間がかかるのか?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

馬場院長
骨が十分に定着するまでには、術式や骨の状態によって治療期間が異なります。
この章では、
- 骨造成法ごとの治療期間の目安と経過のポイント
- 骨の定着期間中に必要な口腔ケアや健康管理の方法
について詳しくお伝えします。
骨造成にかかる治療期間と経過の目安
治療期間は術式によりますが、骨が定着するまでに、約3〜12カ月かかります。
骨造成法 | 治療期間の目安 | 経過のポイント |
ソケットリフト | 約3~4カ月 | 軽度の骨不足向けの低侵襲法 |
サイナスリフト | 約6~8カ月 | 上顎の骨不足に対応する方法 |
GBR法(骨誘導再生法) | 約3~6カ月 | 骨再生を促す膜を使用する方法 |
遊離骨移植術 | 約6~12カ月 | 骨を他部位から移植する大掛かりな手術 |
適切な経過観察が治療成功の鍵です。
骨が十分に再生し、定着するまで待つ必要があります。
治療内容や骨の状態によって個人差がありますが、事前説明で確認可能です。
骨の定着期間に必要なケア
骨が定着する間、口腔ケアと健康管理が重要です。
定着期間中は、プラークの除去や感染予防だけでなく、禁煙や栄養管理も徹底しましょう。
定期的な歯科医院でのチェックが必要です。
歯科医師の指示に従うことで、骨の安定を促進できます。
Ⅵ 骨造成の痛みと術後の経過
「骨造成は痛いのだろうか?」
「術後はどれくらい腫れるのか…」
と心配される方も多いかと思います。
骨造成中は麻酔が使用されるため、痛みはほとんど感じませんが、術後には多少の腫れや痛みが出ることもあります。
この章では、
- 手術中の痛みへの対応
- 術後の痛みや腫れへの対処法
- 経過中に気を付けるべきポイント
について解説します。

馬場院長
安心して治療を受けられるよう、不安な部分を一つひとつ確認していきましょう。
骨造成中の痛みはある?麻酔と術中の対応
骨造成中は麻酔で痛みを感じることはほとんどありません。
静脈鎮静法などを併用して、安心して治療を受けることもできます。
痛みに不安があれば事前に相談しましょう。
術後の痛みや腫れの原因と対処法
骨造成の術後には、手術による組織の損傷や炎症反応により、軽い腫れや痛みが数日間続くことがあります。
特に、骨や歯茎の切開、移植材の埋入が行われるため、自然な反応として腫れが生じやすいです。
通常1週間ほどで腫れが引きます。
術後の経過で気を付けるポイント
術後の経過には、感染予防と安静が重要です。
強い刺激物の摂取や喫煙を避け、処方された薬を正しく服用しましょう。
異常を感じた場合は速やかに歯科医院を受診してください。
Ⅶ はち歯科医院から、インプラント治療を検討している方へのメッセージ
インプラント治療は、失った歯を補い、自然な噛み心地と美しい口元を取り戻せる選択肢です。
しかし、
「骨造成が必要と言われた…」
「本当に治療がうまくいくのだろうか…」
と不安に感じる方も少なくありません。

馬場院長
当医院では、患者様一人ひとりの状況やお悩みに合わせた精密な診断と適切な治療計画をご提案しています。
骨造成が必要な場合でも、最新の設備と技術を駆使し、安全で負担の少ない治療を心がけています。
また、インプラント治療は術後のケアが非常に重要です。
当医院では、治療後も定期的なメンテナンスや口腔ケアを通して、患者様が長く安心して生活できるようサポートしています。
「まずは自分の状態を知りたい」
「詳しい治療内容や費用について相談したい」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
インプラント治療を検討する際には、信頼できる歯科医院を選ぶことが何より大切です。
医院の設備や医師の経験、治療の実績をしっかり確認し、自分に合った医院を選びましょう。
インプラント治療を成功させるための詳しいポイントは、下記の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
福岡県大野城市やその周辺にお住まいで通える方は、ぜひ「はち歯科医院」にご相談ください。
一方で、当医院に通えない地域の方は、下記の記事を参考にインプラント治療を行う医院を慎重に選んでくださいね。
下記の記事では、「インプラント治療にかかる費用の相場や内訳」や「インプラント治療費用の支払いで負担を抑えるポイント」について、詳しく解説しています。
馬場院長
そんなときに行うのが「骨造成」という治療です。